ランニング瞑想

ランニング瞑想とは

走りながら瞑想状態になる事です。

ランニング瞑想の記事はたくさんありますが、確立した定義はなさそうです。概ね走りながら思考やマイナス感情から解放され、自分の体や呼吸に集中している状態を指しているようです。ランニングフルネスとも言われています。ランナーズハイはまさに瞑想に入っている状態です。

他のランニングとの違い

他のランニングとの違いは、自分の思考や外からの刺激で感情を動かされない点です。

例えば、イライラやモヤモヤを叫んで発散させながら走る(青春ラン)、タイムトライアル(自分との競走ラン)、隣のランナーが気になる(気が散りがちラン)、英単語覚える(受験生ラン)、会話を楽しむ(仲良しラン)、そういうランニングではありません。

ランニング瞑想の方法

走る時のポイントまとめました。

  1. 1人で走る → 複数人でも会話無しならOK
  2. 音楽等を聞かない → 聞いても反応や感情動かされなければOK
  3. 心地良いスピードで走る → 一定のリズムで、自分に合えば苦しくてもOK
  4. 自分の呼吸に集中 → 自分の呼吸や体の状態に意識を向ける
  5. 思考を絶つ → 頭の中を空っぽにします

走るときは、道路の状態、交通量、時間帯によっては危険が伴います。なので、慣れた道や安全な時間帯で走ることをオススメします。

私のランニング瞑想

方法4,5は、方法というより結果です。なので、どうやってその状態になるかは個人差があると思います。例えば、視点を変えずに走っているうちに頭の中が自分の呼吸音だけになる人もいるようです。ここでは、参考までに私のランニング瞑想についてお話します。

私は、基本的に朝ランニングです。朝の静かで澄んだ空気の中で走ります。

スタート時、ハクハクスゥスゥと頭の中で唱えて、心地よいリズムを作ります。それから足から頭にかけて体をスキャンします。その際、体の何処かに痛みや違和感があっても無視します。「左ふとともにハリがあるな」とか言葉に変えてしまうと、ついつい何でそうなったかなど理由を考えてしまうからです。スキャンが頭(頭頂部)に到達したら、

次に呼吸が体を巡るイメージをします。頭頂部から息を吸って、その息をお腹の下の方に送り溜めます。お腹の下に溜めた息をおでこに送って、おでこから吐くイメージをします。その際、余計な思考が生まれそうになったら、おでこ(の内側)に息を強めに当てて思考を打ち消します。呼吸イメージを何度か繰り返し、瞑想状態に入ります。

ランニング瞑想は、外から入る情報が多く更に刻々と変わるので、室内で静止した瞑想よりも難易度が上がります。ですが、一旦集中できれば、あとは走るリズムに合わせて続けるだけなので、瞑想状態に移行しやすいと感じています。また、どうしてもグルグルと昨日の失敗や過去の嫌な思い出が浮かぶ日は、思い切ってスピードを上げて細かいことが考えられない状態にもちこむ強制手段もアリです!

と、言いつつ・・・私も油断すると思考が生まれてしまう事があります。例えばランニング後にビュッフェでモーニングが待っている日は、つい食べる順番考えてしまいます。ですが、こういう幸せな思考はOKとしてます。走り終わった後にワクワクしたポジティブな感じが残るので、瞑想と同じ効果がある!と考えてます!

決まった型や方法があるわけではないので、安全に留意した上で、自分らしく楽しくランニング瞑想をお試しください!